《俺の妹ボッコボコ》

「妹は今日、さすがに勝つだろう。相手は明日菜と同じくらいの背の高さか。試合経験もほとんど無い奴なんだな」

一ラウンドのゴングが鳴った。

相手選手が向かってきた。

 

                      *

「いきなり突っ込んで来たぁぁぁ!」明日菜は驚きの声を出す。

そして明日菜の顔面にパンチがぶち込まれた。少しグラリと倒れそうになった

 

が、

 

割と平気で立っていられる。

「ごめん、なんか全然効かなかった」

明日菜はあっけらかんと言ってしまった。

「くぅっ!」相手選手は怒った顔をして、ボコボコと威力のないパンチを打ってきた。

明日菜の顔にバシバシと当たる。痛いがそこまでのダメージは食らわない。

そんな事を続けているとすぐに1ラウンド終了のゴングが鳴る。

 

                     *

「妹の顔がほんり腫れてるな。蓄積したら結構なダメージになるかもしれん」

兄はそう呟いた。実際、後から来る腫れというものもある。

 

 

 

                     *

2ラウンドでも、ボコボコとひたすら顔中心に相手選手はパンチを繰り出す。

(滅茶苦茶に顔をボコボコにされるもいいけど、こっちもいいかも)

明日菜はそう思った。わりと安全で気持ちよく顔面を殴ってくる。

心地よい時間はすぐに過ぎた。2ラウンド終了のゴングだった。

セコンドはいないので、自分で何から何までやらなければならない。大変だ。

対戦相手はイソイソと次のラウンドに備えて準備していたが、明日菜は違った。

ただひたすら自慰をして、顔はうっとりと。そして目が少し潤んでいる。

「あれ?右・・・目」

ふと気がついた。

右目は腫れてふさがって見えない。

「え?なんで?」

蓄積されたパンチのエネルギーは恐ろしいモノだった。

                     *

 

3ラウンドでは蓄積されたダメージが一気に明日菜を襲った。

(しんどい・・・しんどい・・・最初は良かったのに・・・)自分から倒れたかった。一気に殴られてパンチ酔いがしたい。

だが非力なパンチが襲ってくるだけ。しかもダメージを蓄積してしまう。さらに最悪なのは、誰が見てもかよわいパンチを食らっているだけなので、倒れる事を許されない状態。ある意味なぶり殺しという言葉が似合うかもしれない。

 

相手選手は一分ほど明日菜の顔をボコボコと殴り続けた。

明日菜の顔はあざだらけで、口に収まりきっていない巨大な大きなマウピースに、鼻血が垂れてきて血の筋を作る。。

 

3ラウンドが終わった。明日菜は自分のコーナーポストへ戻る。

 

明日菜はこんな殴られ方は嫌だが、その余韻だろうか。ボクシンググローブで自分の性器をトランクスごしにいじる。

もうニチャニチャと音がする。この地下ボクシング場で、前列の人あたりはかなり気がついているのではないだろうか。

そう考えると液体をさらに膣から排出させる。

その快楽から、締りの無い顔をしてだらんと両手を落とし、遥か向こうを見ている目をしている。そして口の端からはだらしなく唾液が伝って零れ落ちていた。

「はうぅ・・・」明日菜が気持ちよさに思わず声を出すと、前列の観客が前に乗り出して明日菜を凝視した。

 

 

4ラウンド

5ラウンド

6ラウンド

 

そして7ラウンドが始まった。

もう数え切れないほどにパンチを食らった。

明日菜はボーッと立って両手をだらんと下げている。

対戦相手はそれでもパンチをひたすら打つ。

明日菜の腫れた頬を殴ると、唾液がビシャッ!とリングの上に落ちる。

明日菜の口から、どう考えても出るはずのない巨大マウスピースが口からこぼれ落ちる。

どん!(ビチャッ)と重い音がして、ゴロゴロゴロとマウスピースは転がってゴロッと横になって止まった。

ひんやりとしたリングの上。明日菜の吐いたマウスピースが湯気をたてている。

 

                    *

 

今日の試合は地獄の様だった。自宅へ帰ると、兄にそう伝えた。

 

明日菜は夜、寝る前にベッドの上で自慰をしてしまった。

自分の傷の確認(ボロボロになって負けた)

性器を触ったボクシンググローブ(少し、おしっこの匂いがする)

愛液まみれの、まだ渇いていないトランクス(生臭い・・・味はしょっぱい)

唾液まみれの・・・ちょっと血のついたマウスピース(巨大で不恰好で、強烈な唾液の匂い)

一つ一つを思い出しながら割れ目に添って、指を使って擦る。

じきにクチャクチャという音は、グチャグチャと大胆なものになり、その音によって

明日菜はさらに興奮する。

(クリトリス・・・)明日菜は使っていないほうの指で、皮を被ったクリトリスを探し当てた。

クリトリスの皮をニュルッと剥く。脳に電気を流されたような衝撃が走る。

皮をむいて露出されたクリトリスは平均より大きく、勃起していた。

そこを攻めると信じられないような快感が全身を包んだ。

無様に負けた自分のノックアウトシーンを妄想すると、布団にこぼれる位にネットリした液体が膣口から出てくる。

その液体を片手にすくって、性器全体をマッサージするように大陰唇の上から揉むように手のひらを動かす。

(無様に負けた私!)(無様に負けた私!)(無様に負けた私!)

そう考えていると、頭が真っ白になって来た。

(無様に負けた私!)(マウスピースなんて汚いモノを吐いた私!)(みんなの前でオナニーもした)

どんどん頭が白くなって、羽毛にフワリと包まれて天に昇るようだ。

「あっ・・・あっ・・・あ・・・・・・」明日菜はイった。それにも関わらず、全身がベッドの上で跳ねるほどの痙攣を

しばらくした。そして眠りにつこうとした・・・が

 

 

「!」

明日菜はひらめいたように、鏡を持ってきて自分の性器の前に配置した。

「うわぁ・・・ヘンな形・・・」