《部員試験》

 

「わが女子ボクシング部へようこそ!というわけで試験をやらなきゃね」

部長が嬉しそうに呟いた。

少女が生唾をゴクリと飲む。

「ほら」と部長が合図すると、部員が少女にはがいじめをする。

そして少女の口にマウスピースがねじ込まれた。

「地獄のボディ100連発。これに耐えたら入部出きるの」

部長はそう言って今にもパンチを打って来そうだ。

「服、あげろ」

部長の命令で、少女のセーラー服の前をあげて、腹をむき出しにした。

「幼女体系?なんかポニョポニョしてるし、100発ももたないかもね」

部長はそう言ったが、少女は既に受ける覚悟をしている目つきだ。

1、2、3、

ズムズムッと少女のボディに、部長のグローブがめり込む。

「ッハァッ!」少女はマウスピースをかみ締めて苦しさに耐える。

「腹筋入れてるか?」部長が言うと

「腹筋?」と何も知らない顔で少女は言った。

「打たれる瞬間に腹筋を入れるとダメージが少ないよ」

「解りました、打って来て下さい!」

ドドッ!

部長の拳は少女のボディにめり込むまでには至らなかった。

「うぐ・・・少し・・・耐えました」少女のやる気は衰えていない。

「へぇ、たるんだ体でも、それなりに腹筋があるんだね」部長は少しテンションがあがった。

ドン!ドン!ドン!少女の腹筋は頑張る。

ずむっ!ドン!ドン!ドン!ずむっ!

すぐに、拳がボディにめり込む音が増えてきた。

「おなかの筋肉がピクピクして・・・もう耐えられないみたいです・・・」少女は呟いた。

ずむっ!ずむっ!ずむっ!

「これで20発耐えたね、なかなかやるじゃない」部長は少し笑顔を見せる。

「頑張って・・・ボクシング部に入って・・・うっぷ・・・げぇぇぇっ!」

少女は嘔吐した。

少女の柔らかい腹は、アザだらけになっている。

「あら、ゲロっちゃった。続ける気力ある?」部長が聞くと

「あ・・・あります」と少女は力なく答えた。

「よし、一気に20連発行くよ!」部長が構えた。

ずむずむずむっ!ずむずむ!

「かっはぁぁぁぁぁぁ!」少女がマウスピースを吐き出した。

胃液まみれで、ビッシャアッ!とマットに落ちた。

「ゲロ臭いマウスピースなんて吐きやがって、まあ大体の人はこうなるんだけどね」

部長はクールに言った。

「おげっ!おげっ!おげぇぇぇぇぇ!」

少女はさらに嘔吐した。

ビシャビシャと少女自身の足元に落ちる。

「も・・・もう・・・やめて・・・」少女は懇願した。

「根性無いねっ!じゃあ最後の一発いっとくよ!」

部長が渾身の力を込めて、少女の腹にパンチを打ち込んだ。

ぐりゅ・・・ぐりゅ・・・

少女は自分の内臓が衝撃で動いているのを感じた。

「残念だったね、そのカワイイおなかで一生懸命頑張ったのに」部長は皮肉を言った。

少女は白目になっており、意識があるのかどうかも解らなかった。

たまに「おえっ!おえっ!」と舌を出すが、胃液はもうからっぽのようだ。

「41発、よって不合格」

部長はそう宣言した。